和を楽しみ、暮らしを豊かに

和文化を現代の生活にうまく取り入れて、心豊かな暮らしのお手伝いができれば幸いです。

お茶会体験会 4月

端午の節句/こどもの日をテーマに

今回のお茶会体験会は、4月下旬の開催だったこともあり、端午の節句/こどもの日をテーマに開催しました。

会場の庭園内では、鯉のぼりが出ており、風の強さも幸いして鯉のぼりが泳ぐ様子を見ることができました。(写真にはうまく収められませんでしたが・・)

庭園の池のほとりには、さまざまな色の菖蒲が咲き、葉の緑に映えて清々しい様子で目から楽しませてくれています。

今回は抜群な環境で開催することができました。

お茶室は池を見下ろす位置にあります

お茶会体験会

今回はいつも参加してくださっている方でしたので、真・行・草のお辞儀や扇子の扱いなどは省略させていただき、すぐにお茶会といたしました。

今月の主菓子は、鶴屋吉信の「五月風」。
鯉のぼりの一番上にある吹き流しの「五色」を模しています。

鶴屋吉信「五月風」

二服目のお菓子は、ばいこう堂の端午の節句を模した干菓子を。
鯉のぼり(上)・兜(左)・ちまき(右)

茶碗は少し見にくいですが、正面に兜、内側にちまきが描かれています。
「兜」は今ではすっかり人気アイテムとなりましたね!

今回は時間に余裕ができたので、お茶を召し上がっていただくだけでなく、お点前の基本となる「帛紗捌き」やご自身で抹茶も点てていただきました。

今後も時間が許す限り、茶道にまつわるさまざまなお話や体験ができる場とさせていただきます。

「炉」の季節も終わり

4月いっぱいで冬のお点前である「炉」が終わり、5月から夏のお点前の「風炉(ふろ)」が始まります。

「炉」がなぜ冬のお点前かと言うと、お客様に近い位置に炉があることでお客様に暖をとっていただけるからです。
*お客様は写真右側の釜の前に座ります。

「炉」のお点前の配置

風炉になると、釜は写真の左側に移動し、お客様から遠くなるため涼しく過ごしていただけるようになります。
風炉の配置は、また5月以降に紹介させていただきますね。

では、素敵なGWをお過ごしください!