和を楽しみ、暮らしを豊かに

和文化を現代の生活にうまく取り入れて、心豊かな暮らしのお手伝いができれば幸いです。

今月3回目の初釜

初釜

3回目の初釜

社中の初釜、学校の初釜と続き、今週は茶道の世界に触れてみたい!という友人に向けた茶道体験会として初釜をしました。

こうした茶道体験会は、以前も不定期ながら開催しており、これから本腰を!と思っていた矢先にコロナ禍となり、3年間おあずけ状態でした。まだ気が抜けない状況ではありますが、今年から再開することにしたのです。

お茶会体験会

今回は学生時代からの友人とお嬢さんの2名が参加してくれました。
これまでにも何度か参加してくれている友人ですが、久しぶりということで、まずは和室での基本となる下記を実践。
・扇子の使い方
・お辞儀の種類(真・行・草)
・和室での歩き方
・襖の開け方&締め方
・床の間の拝見の仕方

床の間:椿が極小なのはご愛敬・・・

お点前は濃茶と薄茶を

当初、お薄のみの予定でしたが、親子ということもあり、回し飲みは差し支えないのでは?と思い、濃茶もご提案したら「ぜひ!」とのご希望で急きょ濃茶のお点前もすることにしました。

ただ、茶入れ(濃茶用に使う抹茶を入れる茶器)を用意していなかったこともあり、棗でも濃茶扱いができる「包み帛紗*」のお点前をさせていただきました。

*写真が無くて恐縮ですが、仕覆(しふく)の代わりに棗を帛紗で包んで使うお点前です。

ちなみに、1月も下旬ともなると花びら餅を扱っている和菓子屋さんはなかなか無いですね(汗)。あちこち探し、仙太郎で見つけることができました!仙太郎の花びら餅はお花モチーフの砂糖菓子が添えられたラブリー仕様です。

仙太郎の花びら餅

濃茶を終えた後は、ひと休みしてから薄茶のお点前をいたしました。

お薄のお菓子は、大吾の「爾比久良(にいくら)」を。皇室の献上品ともなった繊細な黄味羽二重時雨餡の触感と柔らかな甘さのあるお菓子です。

爾比久良(にいくら)

繊細な餡の中には栗が丸ごと入っています

和菓子の紹介ばかりになってしまいましたが・・・ゆっくりとおしゃべりをしながらお茶と和菓子を囲み、楽しい時間を過ごすことができました!

今月は規模もタイプも異なる初釜を3回しましたが、やはり身近な人と少人数でできるお茶会が一番リラックスできますね。今年の初釜の良い締めくくりになりました。

参考記事:

終わりに:早くも今年の目標達成!?

まだコロナ禍ではありますが、今回無事にお茶会体験会を催すことができました。そして、昨年末に宣言した2023年の目標をさっそく実現(!?)したことになります。

とはいえ、これで終わりではなく毎月実施することを新たな目標として掲げ、取り組んでいきたいと思います。