和を楽しみ、暮らしを豊かに

和文化を現代の生活にうまく取り入れて、心豊かな暮らしのお手伝いができれば幸いです。

私流シンドイ時の対処法

はじめに

仕事が山盛り、子育て、人間関係などなど、シンドイ時ありますよね。。。そんな時は皆さんどのような対処をされていますか?

買い物?ひたすら食べる?とにかく寝る!?いろいろあると思いますが、私の対処法をご紹介させていただきます。

空を眺める

一番手っ取り早いですね(笑)。時には嵐のこともあるかもしれませんが、青空や雲の流れを追ったり、夕陽の色がだんだん変わってゆくのを見届けたり、広い空を眺めると心が溶けていく感覚になり、スーッと落ち着く感じがしてきます。

これはきっと皆さんもされていることですね。

庭いじりをする

大きくはないですが、植木や花を楽しめる程度の庭があるため、よほどの雨や早い外出予定が無い限り、ほぼ毎日朝は庭に出ています。だいたい30分程度ですが、草むしりや水やり、虫の駆除などであっという間に時間が過ぎていきます。

初めのうちは、雑草に覆われた庭を見かねて始め、面倒臭さもあったので、きっと三日坊主になると思っていましたが、自然と朝の習慣になっていきました。コロナ禍により、ほぼ毎日リモートワークになったことも大きいと思います。

園芸用手袋に始まり、簡単に腰掛けられる台車、虫よけネットまでかぶり、少しずつ装備も増えていきました。今となっては、庭に出て作業をしないとモヤモヤするほどになってきました。

「これってどういうことなんだろう?」と思い調べたところ、単に習慣というだけでなく、「アーシング(Earthing)」と呼ばれるストレス緩和効果だったようです。本来のアーシングは、裸足になって土の上に立って行うものだそうですが、庭いじりのように植物に触るだけでも効果があるそうです。

知らぬ間にデトックス効果を享受していたようで、どおりで三日坊主になるどころか、自然に楽しめるようになったわけです。ご自宅にお庭がなくても、プランターなどで植物を育ててみるのもおすすめです。

和文化に触れる

私の場合は主に茶道です。茶道というと、敷居が高いとか堅苦しいとか思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに決まり事が多いですし、誰もがやっている一般的なものではありませんよね。

ただ、「型」に沿ってお点前を進めていくごとに、振り子のように大きく揺さぶられていた心のザワザワや、動揺、迷いのようなものが、だんだんと振り幅が小さくなっていくのを感じられるのです。そして、一通りのお稽古が終わる頃には、ほっと落ち着くことができます。私は週に1回お稽古をしていますが、茶道があることによってこれまでどれだけ救われてきたことか。。。

お点前の出来不出来はさておき(笑)、やはり「型」のある日本の「道(どう)」が付くお稽古事(茶道、華道、剣道、柔道など)には心を鎮め、癒やていく効果があると思っています。私はこうした効果を「和文化セラピー」と呼んでいます。

茶道を習われている方であれば、多かれ少なかれ、このような効果を感じているのではないでしょうか。まだ茶道に触れたことが無い方も、敷居が高いとか、あまり難しく考えず、癒しの1つとして多くの方に体験いただけたらと思います。

最後に

いかがだったでしょうか。私の個人的なシンドイ時の対処法でしたが、これら全てに共通するのは「揺るぎないもの」というキーワードだと気づきました。空や植物といった自然(もちろん自然破壊などで危うさもありますが)、茶道などの和文化。いずれも長い歴史の中で脈々と人間に寄り添ってきた存在です。こうした大きな存在に触れることで、シンドイこともほぐされデトックスされていくのだと思います。

特に和文化セラピーに関しては、和文化に触れることの素晴らしさ、心を豊かにする方法として今後ともご紹介していけたらと思います。

個人的な意見ではありますが、ご参考になりましたら、幸いです。